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めずらしくハヤカワ文庫なんか読んでいます(ハーラン・エリスンの新しく出たやつ)。会社の行き帰りで2時間くらいあるので、ぼくの読書時間はほぼその間なのですが、今日はあまりに本に入り込んでしまって、電車を降りてからもしばらく不思議な気分でした。「★」を聴きながら歩いていると自分の身体がエイリアンのように感じられて、駅から家まで変な動きをして帰りました。指をぐにゃぐにゃさせながら腕をすばやく上下させてみたり、普通に歩いていると思わせておいて急に肩をガクンガクンと腰のあたりまで下げてみたり...

 

ぼくは変な動きがとても得意です。虫やロボットになったつもりで過ごすこともたまにあります。「変身」のグレゴール・ザムザを森山末来が演じたのを見たことがあるのですが、なんというか、ほんとうに羨ましかった。肩を強張らせたまますごい高い位置にあげちゃって、虫みたいな虫なのです。説得力があります。虫の気持ちというのはぼくも時々考えるのです。焦ったりすんのかな、とか...いつか人前で虫になってみたいものです。

 

安心してほしいのですが、歩きながら変な動きをしている時も、人とすれ違う時は普通にするくらいの分別はあります。「安心してください!」と同じパンツ一枚のお笑い芸人(ぼくはパンツ一枚の芸人が全員好きです)、ハリウッド・ザ・コシショウのネタに「ヤバいサラリーマンのモノマネ」というのがあります。これはぼくと違って、人とすれ違う時に奇声を発します。ぼくと違って「コロス!」という過激な言葉です。

 

しかし何故でしょう。初めて見た時に「わかる!」と思ったのです。「自分もああいう時ある」と思ったのか、「ああいう人を見たことがある」と思ったのか。それとも両方か。

 

若山