SILK

映画を観ながらギターの練習をしよう...と思っていたのに何故かSILK LABOの作品を借りてしまいました。そういう気持ちだったわけでもないのですが。しかし見だすとすごくギターの演奏に身が入るのでびっくりしてしまいました。これは恐らく、そこに映る美男美女の行為に、あまりに自分が関係が無いからと思われます。ぼくは美男になることも美女になることも美男に愛されることもありませんし、映像のなかの彼らは自分と関係なく勝手に楽しんでますので、こちらは堂々たる孤独です。だから演奏にとても集中できるのです。楽器練習に身が入らない!というあなた、この方法を是非お試しください。

 

今日はものすごく若い方と打ち合わせをしました。ある任意の年代についての話をしたのですが、自分が中学だった時に彼は5歳なのです。話が合わない部分から会話を成立させる(若い人のことはわからないね、という円滑な会話)ということもできるのですが、彼とはむしろ分かり合う部分が面白かった。

 

ぼくは埼玉で仕事をしています。東京と隣り合った県ですが、それでも東京とは普段生活している中で得る情報の量が違う。目白駅構内で見る若者は、高崎線車内でみる若者よりはるかに多様な店で洋服を買っているように思います。しかしだから「東京にいないと多様性が得られない」と言いたいわけではないです。東京の多様さは、もう一度繋がるための契機だと思っていて、そしてその「もう一度の接続」が、「東京ローカル」に基づくものであってはならないと思っているのです。

 

抽象的な話ですみません。しかしその若い彼とぼくはざっくりこんな話をして、そうだよねと分かりあったのです。

 

若山