今日は友人に鍼灸の治療を受けてもらっていました。治療といっても本格的なものではありません。彼の鍼灸実技の実験台になった感じで、手の甲と背中の何か所かに数回、針と灸をうってもらいました。ぼくは右手の腱鞘炎がかなり慢性的なものとなっていて(ガットギターの弾きすぎ、と言いたいところですがおそらくスマホのいじりすぎ)、それに効く治療なのだそうです。たちどころにダルさが消え、とはなりませんでしたが、手首の灸の直後は確かに、少し症状がひいた気がしました。熱くはなかったです。

 

東洋医学の脈診断は「六部定位脈診」と言うそうです。手首の上部から3か所(寸、関、尺と言います)、両手首なので計6か所の脈を指で測り、その強弱や手触り、形状の差などで、身体のどこが不調なのかがわかるそうなのです。西洋医学にこうした診断の根拠があるのかどうかはわかりません。ただ大学病院のような場所でも症状によって漢方薬を出されるのは事実です。ぼくが去年に患った「耳管解放症」も西洋医学の処方箋というものが無く、漢方薬で治療しました。因みにこの病気、中島美嘉の持病だそうで、彼女が歌う時にものすごい中腰になるのは同じ症状を持つ者としては「あーわかる...」という感じです。

 

この脈診断を初めに友人にやってもらいました。友人はちょっと困った顔をして「どこの脈にも差がない...たぶん悪いところが特にないのだと思う」と言いました。皆さん、ぼくは健康ですので会うたび「痩せた?」とか訊かないでください。

 

若山